- 2008年9月28日 05:55
- Book
『佐藤可士和の超整理術』は、僕が良く立ち寄る本屋さんに並んでいるのを見て、ずっと興味を持っていたものの、買わなかった本でした。興味を持った理由は、表紙のデザインのシンプルさと、「超整理術」というキーワードが気になったことでした。何時頃からでしょうか、僕は身の回りを整理整頓して、シンプルで居心地の良い環境を作りたいと思っていますので、「整理術」のキーワードを見ると、必ず反応してしまうのです。本屋さんでこの本を手に取った時に、パラパラと中身をめくってみましたが、これまで僕が思っていた「整理術」の本とは全く違うイメージでした。だから、ずっと気になってはいたものの、買わなかった本なのです。ところが、楽天のポイントが期限間近になったものですから、何か買おうかなと思っていろいろ探していたら、たまたまこの本を見つけました。この時は迷わず買いました。そして、しばらくの間本棚にこれから読む本としてストックされていたのですが、昨日取り出して読むことにして、一気に今朝読み終えたと言うわけです。前置きが長くなってしまいました。
さて、佐藤可士和氏は、アートディレクターとして活躍されている方です。キリンの極生のパッケージだったり、ユニクロのソーホー ニューヨーク店、ドコモのN702iDなどの仕事をされた方です。この本は、単に身の回りの整理整頓をするノウハウ本ではありません。一言で言うと、創造するためのプロセスの一環としての整理術なのです。つまり、整理術のプロセスは、こんな感じです。まず、現状に関する情報を得て「状況把握」を行う。次に、情報にある視点を持ち込んで並べ替え、問題の本質を見極める「視点導入」を行います。そして、最後に問題解決のためにクリアすべき「課題設定」を行うのです。そして、この整理術の対象は、通常の整理整頓の対象となる「空間」であったり、「情報」であったり、「思考」であったりするわけです。この本を読んで、僕自身が得たことは、整理整頓をする目的をはっきりすべきだったと言う反省です。これまでは、何となく気持ち良いから、整っていると煩わしさから解放されるから、などという漠然とした思いがあって、整理整頓をしようと考えていました。でも、やはりより具体的な目的があってこそ、整理整頓の「視点」や「課題」がはっきりするわけで、そうでなくては本質的に整理されているとは言えないのです。そういう意味では、買った時に期待していた以上に得るところのある良い本だったと思います。
(2008年 101冊目)
- Newer: IDEA HACKS!
- Older: 覚悟のすすめ