- 2008年8月19日 22:00
- Book
『雨のち晴れて、山日和』(新潮文庫)は、イラストレーターの唐仁原教久(とうじんばらのりひさ)さんが書いた山旅のエッセイ集です。文章に添えられたイラストがとても素敵なので買ってみた本でした。日本全国北は北海道摩周湖のカムイヌプリから鹿児島の高千穂峰まであちこちの山を旅されています。単に百名山みたいな山ばかりでなく、京都の大文字山だとか、本格的な登山をするような山ではない山も歩かれています。山登りのプロが書いた本ではないところが、良かったところではないかなと思います。山登りだけに関する本だと、どのように山を征服したか、などという内容になってしまいそうなのですが、ゆったりと山を楽しみながら歩いている様子が伝わって、とても親しみを持って読むことができました。僕自身もこんなふうにゆるゆると(実際はそうではなかった山も沢山あるのですが)登るような山旅が大好きですから、親近感があったのと、イラストもご本人が描かれているもので、山登りの様子が文章とイラスト両方から伝わってきたのだと思います。とても良い本に出会えたと、嬉しくなって、一気に読んでしまいました。
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